本日出席したセミナー。
「試験開腹に対する考え方と確定診断・治療への早道」
講師はご自分の名刺の肩書きに"手術屋"と入れている開業医の先生。
この先生の手術を何度か拝見したこともあります。
大学病院の先生とは違い、一般開業医の先生なので私達が日頃感じている疑問や直ぐに役立つようなテクニックのお話もありました。
もちろん、そういう話もおもしろいしためにはなるのですが、個人的にはこういう先生のお話では、頭の持って行き方というか、考え方を聞くのが大変ためになります。
今日の講義の中で何度も出た言葉ですが、
「アメリカの教科書は30kg~の犬をベースとしたテクニック・術式が書かれてるんですよ、日本でそのまま利用できるテクニックはほとんどないんですよ~」
と言う言葉。
現実として、日本の獣医学教科書で日本の先生が著されたものはほとんどありませんが、最近わかってきているのはいろんな疫学データもどうやら日本独特のものが結構ありそうだと言うこと。
有名な事象としては、ミニチュアダックスがこんなにいる国は日本以外にはないですね。
さて、明日からは一転して内科学アカデミーというちょっと大きめの勉強会です。
午前のみの診察となり、引き続きご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。