セミナー&セミナー
今の時期は各地でいろいろと勉強会やセミナーが開催されています。
私も臨時休診を頂いたり、診察時間を変更したりして参加させていただいています。
(一部の方にはご不便・ご迷惑をおかけすることになるかもしれませんがご理解ください。)
先日の日曜日は都内の東京ミッドタウンで開催されたセミナーに出席してきました。
富士フィルムメディカル主催のため、富士フィルム本社ビルのあるミッドタウンでの開催でした。
ミッドタウンには初めて行きましたが、あの辺りは日曜日は比較的人通りも少ないようです。
内容は、呼吸困難と咳に的を絞っての診断アプローチ法です。どちらかというと基本的な内容でしたが、日頃の自分のやり方を再確認するいい機会でした。
昨日、火曜日は2回目の眼科学セミナーでした。今回は柴犬によく見られる眼科疾患ということで、主に緑内障についての内容でした。
以前の日記でも書いたように、眼圧測定の重要性を今回も指摘されていました。
また、今年の春から日本でも入手可能になった点眼薬(主に緑内障の予防に有効)を教えていただきました。新製品のため、やや価格が高いのが欠点です。
が、緑内障という病気は片方の眼に発症すると1年以内に反対側の眼にも90%以上の確率で症状が出てくるといわれているため、予防と早期発見がとても重要になります。
そういう点でも、点眼薬の薬理作用はもちろん、毎日の点眼により飼い主さんが動物の眼を観察する利点もあります。
柴犬、コッカースパニエル、シーズー、ビーグルなどは日本では緑内障の発生が多いと言われています。これらの犬種でいつも充血しているとか、よく”結膜炎”と言われているなどということがあれば、一度は眼圧測定をお薦めします。結膜炎と思っていたら実は緑内障だった、というケースもたまに遭遇します。
“アイ(eye)チェック“はいつでも行えますのでお気軽にご相談下さい。